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カテゴリ:いろいろ( 74 )


2010年 08月 09日

オトナの遠足

親しくさせていただいている、mさん姉妹に誘われて、
箕面に行ってきた。
大阪市の南端に住んでいるので、北摂に疎く、
箕面と言えば猿、くらいの知識しかなく、
滝を見に山へ登ると言われて、どんな格好をしていけばいいのか悩んだ。

降り立った駅はほんのり古く、ほどほどに街で田舎で、
久しぶりの遠足、という感じでわくわくした。

土産物屋さんでいちいち立ち止まりながら、トロトロと坂道を上り、
オトナなのでお母さんのお弁当ではなく、素敵なカフェでお昼を食べ、
軽く息を切らして滝までたどり着いた。
涼しくて気持ちよくて、美味しい空気をいっぱい食べた。

また、土産物屋さんにフラフラしながら、スパガーデンでひと風呂浴びて、
酒屋さんの店先でビールを飲んだ。
このビールが美味しかった。
重いから我慢して2本だけ買って帰る。

さらに行き道から気になっていた、赤い赤い、箕面焼に心奪われ購入。
色が本当に鮮やかで、最初はびっくりしたけど、不思議に料理が浮かんでくる器。
形も面白く、洋でも和でもあう器が好きな私にぴったりだった。

ずっとパッケージがかわいいと言い続けていた「モンちゃんせんべい」を
mさん姉妹が見かねて買ってくれる。

コドモの遠足と違うのは、最初から最後までずっと食欲と物欲に支配されていることだと
つくづく思った。

滝きれいだったです。とても。


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by mido-remix | 2010-08-09 22:55 | いろいろ | Comments(8)
2010年 06月 14日

答え

スタッフみんなでもう3年ほど、数ヶ月に1度近くのカフェで開かれる
東京の焙煎家、Wさんのコーヒー教室に通っている。
ここ数回はタイミングが合わず、私は行き逃しているのだけど、
他の2人は毎回欠かさず通って、Wさんの反応に一喜一憂している。

コーヒーとカレーに関わる人は、うんちくが長く、変わった人が多いと
某出版社の編集担当の友人が言っていたが、
Wさんの教室もコーヒーのことというか、人生に対する云々が長く、
コーヒーの入れ方の説明も抽象的で、
正直、最初は何を言われているのか、よくわからなかった。

それでも、1度くらい「うまく入れられたね。」
と言われたくて何度か通っているうちに、
そのうんちくとコーヒーの関係がわかってきて、面白くなってきた。

「始まりがあるものには終わりがある。」
コーヒを入れる時には、
出来上がりの味をちゃんとイメージして入れ進めること。
ただ、マニュアルに沿ってお湯を注せばいいのではなく
欲しい味を作るために、ひと注し、ひと注しの作業があることを理解する。

これはどんなことにも共通している。
もちろん料理にも。
ただ、調味料や材料を加えるのではなく、
こんな味の料理にしたいとイメージして、
必要なタイミングに、必要なものを加えていく。
この技術が「料理」なのだから。
もちろん、探しながら進めることもありなんだけど。

ところで先日、Wさんと話をしていたら、
焙煎をやればやるほど以前ほど豆にこだわらなくなったと言われていた。
素材以上にちゃんとした下ごしらえ。
私が心がけていることと同じだと思った。
だから通い続けているんだと思った。

お店では縁あって、開店当初から当時気に入っていたコーヒー屋さんに
ずっとお世話になっている。
もっと評判のいい有名なコーヒー屋さんを紹介されたこともあったけど、
今はこの豆をもっともっと美味しく入れられるように、
とりあえずみんなで頑張り続けようと思う。
イコールの先が満足ならば、何を足しても引いてもいいのだ。






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by mido-remix | 2010-06-14 20:38 | いろいろ | Comments(6)
2010年 01月 07日

カレーとおでんと七草がゆ

あけましておめでとうごさいます。

といっても、もう7日ですが。
お客さんと交わす挨拶がいい感じで好きです。

お正月休みの間、念願のものを2つ食べました。
ひとつは、年末に行った、有名カレー屋さんKのカレー。
もうひとつは、お客さん、A氏の自慢のおでん。
どちらも、もうずーっと食べてみたかったけどなかなか機会がなかったもの。
そしてどちらも、すごくすごく、美味しかった。

おもしろかったのが、この2つを食べたことで、料理って人柄だなあ、と
改めて客観的に感じられたこと。
伝説になるくらい、おもしろいエピソードをたくさん持っているらしい、
変わり者(と評判の)G氏が作るカレーは、噂どおり、抽象画のような味がした。
不思議で、でもまた食べたくなる。初めて食べる味。

長年ロカを応援してくださってる、かなりこだわりのA氏が作るおでんは
仕上がりまでに5日もかけた、本格的な味。
上品なお汁は丁寧に取っただしの味がして、
ふわふわの大根はこまめに調整された火加減のたまものだと思った。

わたしの作る料理も、わたしの味なのだろう。
隠しても全部バレる。
料理って恐ろしい。

お正月の間、いっぱい美味しく食べた胃に感謝の気持ちをこめて、
今日のまかないは七草がゆ。

今年もよろしくお願いします。

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by mido-remix | 2010-01-07 22:39 | いろいろ | Comments(2)
2009年 12月 09日

初心忘るベからず

親戚のNちゃんが今、
うちから3駅のところにある某製菓学校に通っているため、
実習で作ったお菓子を手みやげにちょくちょく遊びに来る。
お礼に、いつもお菓子で栄養補給を済ませているNちゃんに
夕飯をごちそうする。

最初の頃はシュークリームやパウンドケーキといった
シンプルなお菓子だったけど、
今日はかわいい苺のタルト。
あいにく、コーヒーも紅茶も切らしていたので
中国茶と一緒にいただきながら、
就職が決まった。
お金を貯めてヨーロッパにお菓子の食べ歩きに行きたい。
とNちゃんはキラキラした目で話してくれた。

形の揃わないシュークリームや、口当たりの粗いパウンドケーキに比べて、
タルトはお店やさんの味がした。
プロとして働くことや、目標が目の前にあるだけで
作り出すものはひと味もふた味も変わってくるんだろう。

意識って大切。

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by mido-remix | 2009-12-09 21:35 | いろいろ | Comments(0)
2009年 11月 16日

今の自分

土曜日の蚤の市には、たくさんの方が覗きに来てくださって
とても嬉しかった。
ありがとうございました。
また機会があればやりたいなと思っています。

料理を作る仕事をしているので、食器を見るとわくわくする。
好きなのは、洋でも和でもない雰囲気の食器。
それと最近は柄物の食器がおもしろいと思う。

以前は無地の食器が料理を美しく、おしゃれに見せるのではと思っていた。
でも今は少しつまらなく感じる。
料理と絵柄が合うと、お皿が料理を助けてくれるということがちょっとわかって来た。

自分が今好きな料理と、今好きな食器が一致する。
身にかなう楽しさだと思う。

そのうち古伊万里や備前なんてお皿に、料理が見えるようになれるのだろうか。


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by mido-remix | 2009-11-16 20:39 | いろいろ | Comments(0)
2009年 09月 25日

おいしい牛乳

うちの子はクリームシチューがあまり好きではない。
コーンスープも同じく。
小さい頃はココアもいまいちだった。(それは今は大好きだけど。)

0歳の頃から通っている保育園の牛乳が、今時珍しい脱脂粉乳だったのだ。
50年以上も続いている、古い保育園。
給食もうす味の和食が中心で、
おやつに満月ポンが出るような味覚のシブさ。

当然、コーンスープもココアも、溶かれているのは脱脂粉乳。
お昼時になると、脱脂粉乳をあたためた、甘いような臭いような匂いで
園内がいっぱいになるそうだ。
それが何とも言えないらしい。
これが原因で辞めた先生も知っている。

いまだにその影響で、牛乳を使う料理が苦手のようだ。
子供の頃のトラウマって、長く尾を引く。
本当のおいしさを教えるために、リハビリに頑張るのも
保育園まかせにしてきた親のつとめかな。

今時の子供は栄養過多なくらいだし、
脱脂粉乳をいつまでも飲ませる必要があるのかなと思いつつも
80を超える園長先生の子供に対するパワーに接したら、
確かに、体にいいんだろうな…。と思わざる負えない。
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by mido-remix | 2009-09-25 20:51 | いろいろ | Comments(0)
2009年 09月 23日

休み下手

今日はなんだか涼しいなと思っていた。
日曜の午後、熱を測ってみると38度7分。
あわてて梅干しと昆布を煮だしたものをすすって、ベッドにもぐりこむ。

頑張るのは得意だけど、休むのは苦手だ。
お正月も熱を出したし、五月の連休もお腹を壊して3日間寝込んだ。
連休になると体を壊すことが多い。

責任感が強いのだと周りは言ってくれるけど、なんのことはない。
普段から体調管理をちゃんとしていない、それだけのこと。
疲れていたら休む、早く寝る。働く大人として当然のことがどうにも苦手なのだ。
しかも、無理している自覚がないのもまた質が悪い。

土曜日も休んだら?とか、営業時間をもっと短くしたら?とか、
よくアドバイスされるけど、できるだけそれは避けたい。
もっとラフにうまく店をやっている人もたくさんいるけど、
家事もあるから、とか、体が疲れるから、とかいう
店側の都合を優先させつづけると、
なんだか店の姿勢そのものが傲慢になりそうな気がして。
わたしにはそうならずにやれる自信がない。
土曜は仕事休みだからと、わざわざ
足を運んでくださるお客さんの顔が浮かんできて、とても踏み切れない。

そこで、休日寝込む度、サプリメントを飲み始めてみたり、
まめにプールに通ったり、お茶を変えてみたりするけど、
やっぱりまた寝込むところをみると、うーん、お酒がダメなのかなあ。
あれはわたしの一日のお楽しみだしなあ。

こんなことを思いながらお店を続けていくんだろう。
熱でも出さないとおとなしく寝ていない私には、
こんな感じがちょうどいいのかもしれない。
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by mido-remix | 2009-09-23 10:39 | いろいろ | Comments(0)
2009年 01月 05日

そして子どもも空と繋がる

今日からまたお店の毎日が始まる。
まだ一日中、休みのふわふわした感じが抜けず、
なんだかしゃきっとしない。

休みの間、一日両親のところに帰って来た。
実家から離れて、もう長いこと経って、
帰ってもなんだかしっくりこなく感じることも多かったけど、
今回は良くも悪くも、じんわりと家の温かさが体にしみたりした。

帰りにお店に仕込みに寄る私に、たくさんの野菜を持たせてくれた。
10年ほど前から父が作り始めた菜園は、
いつの間にか面積が倍になっていた。
採りたての里芋の泥を親子で洗い落としながら、
見えない部分の私の「味」は確かにこの人たちから作られたものだと思った。

親芋の茎に近い上の方は、固く繊維質で
小芋がたくさんくっついた根のほうは、
お芋らしくやわらかい。
親は空に延び、繋がっている。
そして子どもには、ほくほくとやさしい。


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by mido-remix | 2009-01-05 21:51 | いろいろ | Comments(2)
2008年 12月 18日

風邪をひいてわかること

イヤフォンで音楽を聴きながら自転車に乗るのが怖い。
車のエンジン音の強弱、自転車のブレーキ音、話し声、
危険を察知するアンテナは視覚だけじゃないことがわかる。

風邪をひいて、嗅覚が鈍感になると、
耳をふさいで自転車に乗ってるみたいな不安を感じる。
料理をするとき、思いのほか嗅覚に頼っていることがよくわかる。
味覚や視覚だけではないのだ。

うちの隣はコーヒー屋さんで、
夏場、入り口のドアを開け放しているときなど、
コーヒーを焙煎する香ばしい匂いに、
何かを焦がしてしまったんじゃないかと慌てる。

味というのは風味と一致しないと、舌は気持ちよく感じない気がする。
味と風味とのつき具合はかならずしも同じでなく、
たとえば煮物なんかでどうもなにかが足らなくて、
後で調味料を足してごまかしたりしたものは、
なにか味と風味がバラバラで落ち着かない感じ。
もちろん、それを狙った料理もあるんだけど。

もっている感覚をバランスよくフルに使わなければ、
目で見えるものにばかり頼っていては、
ほんとうのことはわからないのかもしれないと思う。
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by mido-remix | 2008-12-18 20:58 | いろいろ | Comments(0)
2008年 10月 21日

誰かの一部になる

誰かのために料理を作ることは、その誰かの一部を作ることだと、つくづく思う。
自分の作った料理が、生命を維持するエネルギーとして、誰かの体に入り込み、新しい細胞を作っていく。
だから料理に込められた思いは、誰かの体の中で生き続ける。
空っぽの気持ちで作られた料理は誰かのこころに空しさを残して、
思いのこもった料理は、ひとくちであれ、その人のこころを満たす。

食べる、生きる。そのつながりは、死ぬ、育てる。と似ている。
死んで自然の一部となり、新しい命を育む。
料理をすることは、生と死の間をつなぐことなのかもしれない。
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by mido-remix | 2008-10-21 21:27 | いろいろ | Comments(2)