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カテゴリ:たべる( 88 )


2011年 02月 13日

甘かったり苦かったり

来月発売になる本の準備が大詰めなのと、ついにやってきた確定申告で、
遠方からいらしてくださったお客さまの、
とてもとても、かわいいおみやげのお菓子のことや、
土曜の朝日新聞に「ロカの定食」にからめた記事を載せていただいたことや、
書きたかったことがたくさんあったのですが書けませんでした。

でも今日は、その合間をぬって、明日のバレンタインデーのために、
チョコレートのケーキをたくさん焼いた。
小さいシリコンのお弁当用カップにココアを入れたバターケーキを作り、
溶かしたチョコレートと焼いたくるみを乗せた。

ちょうど小学生の娘の同じ歳の頃、友達と二人、
鍋に入れた板チョコを灯油ストーブの上で溶かし、
お弁当用のアルミカップに流して、いくつもチョコレートを作った。
いつもふざけていた男の子に、いたずらでマヨネーズ入りのチョコレートを作って、
渡したら、嬉しそうな顔をして、おいしいおいしい。と食べてくれて、
なんとなく罪悪感でいっぱいになった苦い思い出や、
田舎から受験のためにうちに泊まっていた従兄弟に、
がんばってな。と早起きして渡したら、嬉しそうに笑ってくれた顔や、
いろんなことを思い出した。

たくさんのケーキをひとつひとつ袋に詰めながら、
今の女の子は、友チョコ。とかあって、大変だなあ。と思った。
男の子へのチョコレートと女の子へのチョコレートは、違う味がするのだろうか。
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by mido-remix | 2011-02-13 23:16 | たべる | Comments(2)
2011年 01月 27日

さんまは身を助ける

子供たちがもっと小さい頃、お金がなかったので、
いわしの蒲焼きのことを、うなぎ。と教えていた。
保育園からの帰り道、夕飯を聞かれ、今日はうなぎ丼だよ。というと、
「やったー。うなぎ大好き。」と外で大きな声で言う子供たちに
いつも少し罪悪感を覚えたが。

今日は店で使った残りのさんまを蒲焼き風にした。
三枚におろして、醤油、酒、生姜汁を揉み込み、
小麦粉をはたいて、両面を油で焼く。
そこへ醤油、酒、みりんを回しかけ、煮からめて照りを出す。
器に盛り、せん切りにして水にさらした生姜をたっぷりとかける。

「おいしい。おいしい。」とほおばる、かわいい笑顔が思い出されて、
情けない息子への、怒りの気持ちも収まってきた。
…今日はさんまで命拾いしたな。

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by mido-remix | 2011-01-27 20:37 | たべる | Comments(4)
2010年 11月 01日

あまたのあたま 

朝、9時前になると、携帯にいつもの電話がかかってくる。

「今日はさんま30してますわ。鰺が18あるけど、安くしとくけど。」
木津市場の魚屋さんからだ。

最初は、ここと取引のあるお店の人についでに仕入れてもらっていたけど、
配達してくれるというので、半年くらい前から直接仕入れるようになった。
半端な数で余っている魚を安くで卸してもらう。
そして、おまけがよくついてくる。

引き取り手のなかったあらや、白子や真子。それから卵。
スタッフみんなで分けて持って帰る。
白子はゆでても焼いてもおいしい。
真子や卵は生姜をたくさん入れて濃いめに煮付ける。

今日も分けきれないほどのカンパチの頭がさんまのトロ箱の上に乗ってやってきた。
食傷気味のTさんはパスして、魚好きのMちゃんが袋にたくさん入れて帰った。
夕飯は作ってきたので、余った分は次の日のうちのおかずになる。
霜降りして、血の塊とぬめりを洗い流し、下ゆでした大根と一緒に、
生姜の細切りをたくさん入れて濃いめに煮付ける。

明日は熱燗用の日本酒を買って帰ろう。

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by mido-remix | 2010-11-01 23:45 | たべる | Comments(8)
2010年 07月 05日

冷蔵庫の中に貯めるもの

少々のホコリでは死なないけど、食べなければ死ぬ。
という掃除嫌いの母に育てられたせいか、
掃除機をかけなくても気にならないけど、
家族にちゃんと食べさせないとストレスが溜まる。

以前はお店からおかずを持ち帰っていたのだけれど、
最近はあまり余らないのと、荷物が重いのとで、
家でご飯を作っている。

といっても帰りが遅いので、全部イチから作るのは大変。
そこで、この頃、唯一の休みである日曜に時間が取れれば、
料理を作りだめしている。

と、この間、人に話したら、
そういうときは何を作るの?と聞かれたので、
昨日の日曜に作ったものを書き出してみる。

茄子のマリネ、セロリの醤油漬け、きのこ味噌。
豆の水煮、きゅうりと玉ねぎのピクルス。
大根の柚子漬け、残った大根葉とじゃこの炒め物。

ブロック肉をたれに漬け込む。
挽き肉と刻み玉ねぎを炒めて小分けにして冷凍。
これはトマトを入れてミートソースにしたり、
じゃがいもとオムレツの具にしたり、カレーにしたりする。
ついでに小さなハンバーグをたくさん作ってお弁当用に冷凍。

ねぎを刻む、菜っ葉をゆでる。
ごぼうをささがきにする、にんじんを短冊にする。
ひじきを戻して、醤油で煎りつけておく。

野菜は使う直前に切った方が、栄養的にはもちろんいいんだけど、
食卓の充実と、余らせないことを最優先にして、全て刻んでしまう。

こうして冷蔵庫がいっぱいになると、
これからしばらくの自分のゆとりが並んでいるようで、
にんまりする。
冷蔵庫の中に私の時間が貯まっているのだ。

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by mido-remix | 2010-07-05 21:14 | たべる | Comments(4)
2010年 03月 31日

棚から落ちてきてほしいもの

定期的にどうしても食べたくなるもの。
それはあんこだ。

最近でこそ忙しくてあまりしないけど、
深夜に突発的に小豆を炊きだすことも以前はしょっちゅうだった。
家族の私以外はそこまであんこ好きではないので、
鍋いっぱいに作ったあんこでしばらく一人、楽しめる。

数あるあんこ菓子(料理)の中でもおはぎが好きで好きで。
子どもの頃、家業を手伝いに実家へ通っていた母が、
時折どっさり持って帰ってくれる、祖母のおはぎが楽しみで仕方なかった。
大きくて、きなこもあんこもたっぷり入っていて、
でも、あの頃は軽く5つくらい一度に食べていた。

祖母が体を悪くしてから、あの大きなおはぎを食べることはめったになくなった。
そこで、思い立ったら自分で作る。
でも何度作ってもまだ祖母の味は全然超えられない。

母が帰ってくる時間のこともあって、おはぎといえばうちでは夕食だった。
しかも、母はおはぎだけでは夕食として栄養バランスがよくないと思ったのか、
いつも、おはぎに、みそ汁、煮物、焼き魚などのおかずがついていた。
この話をすると、たいてい周りの人に変だと言われるが、
多分このおかげで、うちの彼の実家の高松の有名なお雑煮、
白味噌にあんこもちを違和感なく食べられたのだろうと思っている。
巡り合わせってわからない。
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エルマガジンさんからあんこの本が出ています。
昨日やっと買いました。
夜中の私には、目に毒な本です。
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by mido-remix | 2010-03-31 23:38 | たべる | Comments(4)
2010年 02月 04日

袋詰めにすれば簡単だけど

家から歩いて5分のところに、一週間に3回は行く、大好きなパン屋さんがある。
うちのパンはほとんどそこで買う。

おしゃれでもないし、かといって昔ながらでもない。
チョコクリームのアンパンマンや串の刺さったフランクのある、
夕方になったら制服の女子高生がレジを打つ、普通の町のパン屋さん。
だけど、とてもはやっていて
日曜なんかはレジを待つお客さんで店内が埋め尽くされるくらい。

いつもパンを買いに寄ったら、耳をもらう。
耳と言っても食パン一本の両端で、
一枚の裏全部が耳になっているものが3枚入っている。
うまく行くとカリカリの焼きたてに当たる。
大抵仕事帰りでお腹が空いてるから、
匂いの誘惑に負けて、ちぎって食べながら帰る。

わたしがこの店を好きな理由は、もちろんおいしくて安いからだけど、
もう一つ好きなところがある。
それは残ったパンを工夫して作り替えて商品にして売ってるところ。

甘いパンはシロップに浸して、ぎっしり積めて焼き固め、切り分けてある。
部分によって、あんこが入っていたり、チョコが入っていたりするのが楽しい。
ラスクはちゃんと甘いの辛いの二種類あるし、
ハード系のパンをころころに切って、焦がし砂糖をからめたこげぱんも好きだ。

最近こげぱんに似た感じでチョコレート味のものが出て、
それに子供たちとはまった。
家に堅くなったバゲットがあったので、作れるのでは、と思って
作ってみたら似たような感じのができた。
めちゃくちゃ簡単でおいしいので、パンが余ったら是非どうですか。
あっというまになくなったので、写真はありません。


残り物のバゲットか食パンを1〜2cmのサイコロに切る。
卵1個と約100ccの牛乳、塩ひとつまみ、砂糖大さじ4杯くらい(好みで)、
ココア大さじ2杯くらいを泡立て器で混ぜる。
バゲットを浸しからめて、シートを敷いた天板に広げ、
カリッとするまで、160〜170度のオーブンで15分ほど焼く。
パンの乾燥具合で、焼き時間は変わってきます。
仕上げに砂糖を振ったり、溶かしたチョコレートをからめても。
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by mido-remix | 2010-02-04 21:01 | たべる | Comments(2)
2009年 12月 21日

くせと個性

最近とても好きな野菜がある。
それは、今がとても美味しい春菊。

子供の頃は、青臭くて、なんだか苦くて嫌いだった。
鍋の中に入っていたのを除けて食べていたっけ。
けれど、母が作ってくれた料理の中に、好きだった春菊の料理が2つある。

ひとつは、ささみの茹でたものを細かく裂いて、
茹でた春菊とお醤油で和えたもの。
春菊の和え物もこれなら食べられた。
母の料理は子供に食べさせるものでもお子様仕様ではなかったから、
確か、からしがしのばせてあって、
今から思えば、小さい頃からオツなものを食べさせてもらっていた。

もうひとつは、春菊の天ぷら。
母は普通に天ぷらをする時には、これを作らず、
うちでは、うどんすき、と言うと、鍋焼うどんのようなものに、
母が大皿いっぱいに揚げた天ぷらを、銘々好き勝手に鍋の中に突っ込んで、
温まったところをうどんと一緒に食べる。というのもだったのだけど、
この、うどんすき、をする時だけ、必ず春菊の天ぷらが入っていた。
うどんだしにくぐらせた春菊の天ぷらは、
おひたしにすると苦手だった独特のくせが、いい感じになって、
とても美味しかった。
今でも、うどんに春菊の天ぷらを乗せるのがとても好きだ。

お店で使っている、大山崎産の春菊は、とても男らしい青臭さがあって、
いろんな料理の中に、ちょこっとだけ入れてもちゃんと主張する。
そこで、なんでもない料理の中に、アクセントに使うのにハマっている。
野菜を作っているモヒカンのK氏が、
「インスタントラーメンにうちの春菊を入れたらラーメンがデラックスになった。
そういうテンションで野菜を作りたい。」
と言っていたけど、
いけてますよ。K氏。
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by mido-remix | 2009-12-21 23:14 | たべる | Comments(0)
2009年 06月 18日

こどもの食べるものではありませんか

自分に子供ができて、たくさんの子供と接するようになって、
チョコレートやショートケーキが嫌いという子が少なくないことを知って驚いた。

私が子供の頃、知っている限りそういう子はほぼいなかった。
人間も生き物だから、成長著しい子供はカロリーの高い、
いわゆる大きくなる(太る)食べ物が好きなのは本来自然なことらしい。
それが今は豊かになるにつれ、子供の、特に嗜好品的な食べ物の好みが、
昔とは随分変わってきているんだと思う。

私たちが大人になるまで知らなかったものが、
今の子供たちには当たり前になっていたりする。
給食の人気メニューはビビンバだし、
マグロの刺身だって、今の子は赤身とトロを区別する。

先月の娘の誕生日、ごちそうは何がいい?と聞いたら「パエリア」と答えられ、
初めてパエリアを食べたのはいつだったかなあと考えた。
サフランを効かせて、海老の殻と鯛のあらでだしを取って
ホットプレートで作ってみた。
以前屋台で、スペイン人のおじさんが鉄板いっぱいに作っていたのを
娘が物珍しそうに覗いていたことを思い出した。

こんなにいろんなものを小さいうちから食べて、
大人になってから知る楽しみが減るよ。って一瞬思ったけど、
そんなに世界は狭くないか。
わたしだって、まだカメムシも食べてないしね。
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by mido-remix | 2009-06-18 22:38 | たべる | Comments(1)
2009年 06月 16日

長いこと、また書けませんでした。
この半年ほど、うじゃうじゃといろんなことがやってきます。
やっつけても、やっつけても、追いかけっこみたいに。

久しぶりの更新なのに、こんなタイトルですいません。
最近、昆虫食の本を読んでました。
ずっと興味があって、機会があったらいろんな虫を食べてみたい。
イナゴや蜂の子をはじめ、日本でもたくさん食べられてきているんですね。
地方の食料品店を覗く楽しみが、また増えました。
人間て本当に豊かだ。

お店の人気メニュー、野菜や厚揚げなどの豚肉巻き。
オーブンで焼いて、鍋で味をからめるとき、
いつも、ああ、虫みたい。と思うのです。
…こんなこと書いて、嫌いになる人が出たらどうしよう。




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by mido-remix | 2009-06-16 22:30 | たべる | Comments(2)
2009年 03月 15日

DNA

家の近所にお気に入りのパン屋さんがあって
週のうちの半分は、そこの食パンがうちの朝食になる。

家族それぞれ、焼き加減に好みがあるので
自分でいい色になるまでトースターで育てる。

トーストしてバターだけの時もあるし、
ジャムやはちみつ、チョコレートやナッツのペーストを塗ることもあるけど
朝からしっかり食べたい時や、夕方小腹が空いた時には
パンにいろいろ乗せて焼く。

最近はバターを塗って、砂糖とひとつまみの塩を混ぜたきな粉を
トーストに塗るのにはまった。
その前はバナナをまるごと1本乗せて、砂糖とシナモンを振って焼いて
バターを落としてバナナをつぶして、パンでくるりと包んで食べていた。

甘くないのならベーコンやトマトを乗せて焼いたり
残り物のきんぴらやひじきを乗せてチーズを振って焼いたり
厚揚げと味噌を乗せたり。
薄切りきゅうりとマヨネーズだけというのも大好き。
まあなんでもありなのだ。

要は、朝、時間がないから、パンひとつで全て終わるようにという
ご飯で言ったら、丼の感覚。

高校生の頃、私が、おやつに
パンに穴を掘って、マヨネーズで囲いを作って
卵を割り落として焼いて食べていたことを
近所のおばさんが「やっぱり料理の素養があったのね。」
と言っていたと母が笑いながら言った。

同じ食べ方を小学生の息子がずっとしている。
彼の将来が楽しみだ。

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by mido-remix | 2009-03-15 23:39 | たべる | Comments(0)