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カテゴリ:いろいろ( 71 )


2009年 12月 09日

初心忘るベからず

親戚のNちゃんが今、
うちから3駅のところにある某製菓学校に通っているため、
実習で作ったお菓子を手みやげにちょくちょく遊びに来る。
お礼に、いつもお菓子で栄養補給を済ませているNちゃんに
夕飯をごちそうする。

最初の頃はシュークリームやパウンドケーキといった
シンプルなお菓子だったけど、
今日はかわいい苺のタルト。
あいにく、コーヒーも紅茶も切らしていたので
中国茶と一緒にいただきながら、
就職が決まった。
お金を貯めてヨーロッパにお菓子の食べ歩きに行きたい。
とNちゃんはキラキラした目で話してくれた。

形の揃わないシュークリームや、口当たりの粗いパウンドケーキに比べて、
タルトはお店やさんの味がした。
プロとして働くことや、目標が目の前にあるだけで
作り出すものはひと味もふた味も変わってくるんだろう。

意識って大切。

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by mido-remix | 2009-12-09 21:35 | いろいろ | Comments(0)
2009年 11月 16日

今の自分

土曜日の蚤の市には、たくさんの方が覗きに来てくださって
とても嬉しかった。
ありがとうございました。
また機会があればやりたいなと思っています。

料理を作る仕事をしているので、食器を見るとわくわくする。
好きなのは、洋でも和でもない雰囲気の食器。
それと最近は柄物の食器がおもしろいと思う。

以前は無地の食器が料理を美しく、おしゃれに見せるのではと思っていた。
でも今は少しつまらなく感じる。
料理と絵柄が合うと、お皿が料理を助けてくれるということがちょっとわかって来た。

自分が今好きな料理と、今好きな食器が一致する。
身にかなう楽しさだと思う。

そのうち古伊万里や備前なんてお皿に、料理が見えるようになれるのだろうか。


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by mido-remix | 2009-11-16 20:39 | いろいろ | Comments(0)
2009年 09月 25日

おいしい牛乳

うちの子はクリームシチューがあまり好きではない。
コーンスープも同じく。
小さい頃はココアもいまいちだった。(それは今は大好きだけど。)

0歳の頃から通っている保育園の牛乳が、今時珍しい脱脂粉乳だったのだ。
50年以上も続いている、古い保育園。
給食もうす味の和食が中心で、
おやつに満月ポンが出るような味覚のシブさ。

当然、コーンスープもココアも、溶かれているのは脱脂粉乳。
お昼時になると、脱脂粉乳をあたためた、甘いような臭いような匂いで
園内がいっぱいになるそうだ。
それが何とも言えないらしい。
これが原因で辞めた先生も知っている。

いまだにその影響で、牛乳を使う料理が苦手のようだ。
子供の頃のトラウマって、長く尾を引く。
本当のおいしさを教えるために、リハビリに頑張るのも
保育園まかせにしてきた親のつとめかな。

今時の子供は栄養過多なくらいだし、
脱脂粉乳をいつまでも飲ませる必要があるのかなと思いつつも
80を超える園長先生の子供に対するパワーに接したら、
確かに、体にいいんだろうな…。と思わざる負えない。
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by mido-remix | 2009-09-25 20:51 | いろいろ | Comments(0)
2009年 09月 23日

休み下手

今日はなんだか涼しいなと思っていた。
日曜の午後、熱を測ってみると38度7分。
あわてて梅干しと昆布を煮だしたものをすすって、ベッドにもぐりこむ。

頑張るのは得意だけど、休むのは苦手だ。
お正月も熱を出したし、五月の連休もお腹を壊して3日間寝込んだ。
連休になると体を壊すことが多い。

責任感が強いのだと周りは言ってくれるけど、なんのことはない。
普段から体調管理をちゃんとしていない、それだけのこと。
疲れていたら休む、早く寝る。働く大人として当然のことがどうにも苦手なのだ。
しかも、無理している自覚がないのもまた質が悪い。

土曜日も休んだら?とか、営業時間をもっと短くしたら?とか、
よくアドバイスされるけど、できるだけそれは避けたい。
もっとラフにうまく店をやっている人もたくさんいるけど、
家事もあるから、とか、体が疲れるから、とかいう
店側の都合を優先させつづけると、
なんだか店の姿勢そのものが傲慢になりそうな気がして。
わたしにはそうならずにやれる自信がない。
土曜は仕事休みだからと、わざわざ
足を運んでくださるお客さんの顔が浮かんできて、とても踏み切れない。

そこで、休日寝込む度、サプリメントを飲み始めてみたり、
まめにプールに通ったり、お茶を変えてみたりするけど、
やっぱりまた寝込むところをみると、うーん、お酒がダメなのかなあ。
あれはわたしの一日のお楽しみだしなあ。

こんなことを思いながらお店を続けていくんだろう。
熱でも出さないとおとなしく寝ていない私には、
こんな感じがちょうどいいのかもしれない。
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by mido-remix | 2009-09-23 10:39 | いろいろ | Comments(0)
2009年 01月 05日

そして子どもも空と繋がる

今日からまたお店の毎日が始まる。
まだ一日中、休みのふわふわした感じが抜けず、
なんだかしゃきっとしない。

休みの間、一日両親のところに帰って来た。
実家から離れて、もう長いこと経って、
帰ってもなんだかしっくりこなく感じることも多かったけど、
今回は良くも悪くも、じんわりと家の温かさが体にしみたりした。

帰りにお店に仕込みに寄る私に、たくさんの野菜を持たせてくれた。
10年ほど前から父が作り始めた菜園は、
いつの間にか面積が倍になっていた。
採りたての里芋の泥を親子で洗い落としながら、
見えない部分の私の「味」は確かにこの人たちから作られたものだと思った。

親芋の茎に近い上の方は、固く繊維質で
小芋がたくさんくっついた根のほうは、
お芋らしくやわらかい。
親は空に延び、繋がっている。
そして子どもには、ほくほくとやさしい。


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by mido-remix | 2009-01-05 21:51 | いろいろ | Comments(2)
2008年 12月 18日

風邪をひいてわかること

イヤフォンで音楽を聴きながら自転車に乗るのが怖い。
車のエンジン音の強弱、自転車のブレーキ音、話し声、
危険を察知するアンテナは視覚だけじゃないことがわかる。

風邪をひいて、嗅覚が鈍感になると、
耳をふさいで自転車に乗ってるみたいな不安を感じる。
料理をするとき、思いのほか嗅覚に頼っていることがよくわかる。
味覚や視覚だけではないのだ。

うちの隣はコーヒー屋さんで、
夏場、入り口のドアを開け放しているときなど、
コーヒーを焙煎する香ばしい匂いに、
何かを焦がしてしまったんじゃないかと慌てる。

味というのは風味と一致しないと、舌は気持ちよく感じない気がする。
味と風味とのつき具合はかならずしも同じでなく、
たとえば煮物なんかでどうもなにかが足らなくて、
後で調味料を足してごまかしたりしたものは、
なにか味と風味がバラバラで落ち着かない感じ。
もちろん、それを狙った料理もあるんだけど。

もっている感覚をバランスよくフルに使わなければ、
目で見えるものにばかり頼っていては、
ほんとうのことはわからないのかもしれないと思う。
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by mido-remix | 2008-12-18 20:58 | いろいろ | Comments(0)
2008年 10月 21日

誰かの一部になる

誰かのために料理を作ることは、その誰かの一部を作ることだと、つくづく思う。
自分の作った料理が、生命を維持するエネルギーとして、誰かの体に入り込み、新しい細胞を作っていく。
だから料理に込められた思いは、誰かの体の中で生き続ける。
空っぽの気持ちで作られた料理は誰かのこころに空しさを残して、
思いのこもった料理は、ひとくちであれ、その人のこころを満たす。

食べる、生きる。そのつながりは、死ぬ、育てる。と似ている。
死んで自然の一部となり、新しい命を育む。
料理をすることは、生と死の間をつなぐことなのかもしれない。
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by mido-remix | 2008-10-21 21:27 | いろいろ | Comments(2)
2008年 09月 16日

忙しいからわかること

やっと、忙しさが少し落ち着いてきました。

忙しいと、お客さんにちゃんと接客ができず、悶々とします。
申し訳ない。
もう一人スタッフがいると充分に対応ができるのですが
そうすると、ただでさえギリギリの値段設定を
考え直さないといけなくなってしまう。
それだけはなんとか避けたいので頑張るしかありません。

忙しい時は逆に、丁寧に丁寧に。とつぶやきながら作業する。
あえて、立ち止まるような作業をする。

で、(小さい声で)
ぬか漬けを始めました。
ずっとお店で床を作ろうと思っていたのですが、
冷蔵庫のスペース確保に自信がなくてできなかった。
人に聞いたり、本を見て、取りあえず大きな容器に床を作った。

それから一週間後、まだまだ全然風味が足らない。
いつもお世話になっている川佐のマスターに、
何を入れたら風味がアップするのか聞いてみた。

すると、
そんなものない。
ぬか漬けは、塩とぬか。基本はそれだけ。
水さえ野菜からの水分で出すもんだ。
発酵が強ければ唐辛子、発酵が弱ければ昆布。
漬ける野菜によって、その塩梅を加減する。
と一喝されてしまった。

シンプルな、なんでもない材料でとびきりおいしいものを作る。
それができるから、その自信があるから、
どんなレシピも包み隠さず、みんなに教えられるのだと思った。
作れるもんなら、作ってみろ。と言わんばかりの
マスターはすごくかっこ良かったのです。

当然だけど、本当にまだまだやなあと思った。
そして、このぬか床を絶対に大事に育てよう。と思った。
これは忙しかった自分へのご褒美だな。
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by mido-remix | 2008-09-16 20:50 | いろいろ | Comments(2)
2008年 06月 24日

土曜日

もう日にちがないのですが。

土曜の夜に、
こういうイベントのお手伝いをさせていただくことになっています。

今日打ち合わせがてら展示を観に行ってきました。

すごく素敵な感じです。
お時間の合う方は、まだ空きがあるようなので是非。

詳しくはgrafのHPからどうぞ。


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*お食事会「月を月として 知ること」

華道家、片桐功敦さんを迎えて「月を月として 知ること」と題したお食事会を開催いたします。グラフメディア・ジーエムのための室礼「湖心」についてもお話して頂きます。尚、お食事は写真家の津田直さん、片桐さんと以前より交流のあるroom cafeロカの木村緑さんより、またお食事後にはgraf川西万里によるお茶をご用意しております。

[ 日時 ] 2008年6月28日(土) 20:30~
*準備のため、ギャラリーを19:30でクローズさせて頂きます。

[ 定員 ] 10名 *要予約

[ 参加料 ] ¥3000
(お食事、お茶、室礼”湖心”ガイドシート 付き)

[ 場所 ] graf media gm (graf bld.5F)
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by mido-remix | 2008-06-24 20:03 | いろいろ | Comments(0)
2008年 06月 19日

食べるのは口か、頭か、こころか

いろんな野菜を使っているし、子どもさんもいてるし
さぞかし、好き嫌いにはうるさいのだろうと思われがちですが。
(それだけじゃなくって、私にはいろんなイメージがあるみたいですが。
辛いものやジャンクフードは食べなさそう、とかね。)
私は全くそんなことはない。

それどころか、きゅうりを食べなくっても、玉ねぎを食べなくっても、
死ぬわけじゃないし。って思っている。
そのうち好きになるかもしれないし、
もし、私の料理で食べてみようと思ってもらえたら
こんなにうれしいことはないし。

だから、お客さんの嫌いなものは
できるだけ外すようにしている。
残されても何か言うこともない。

これはこういう風に食べてほしい、という希望はあるけど
こうやってお食べください、とお客さんに押し付ける料理人は苦手だ。
まして、
茄子嫌いなの?好き嫌いはいけないよ。
なんてお客さんに言うお店には二度と行かない。

もちろん、お腹の空き具合に応じて、
ご飯少なめでと言ってくれたり、
残してごめんなさい。お腹いっぱいで。
とお客さんが言ってくれたら、すごくうれしい。

汚らしく、食べ散らかしたお皿を見ると、
めちゃくちゃ悲しい。

でも、私はあくまでお金をもらって、
お客さんが気持ちよく過ごせる時間と
お客さんがおいしく食べられる一皿を提供するのが仕事だと思っているので
好き嫌いに文句を言うことはあり得ない。
お母さんじゃないもん。

だから、苦手なものは遠慮なく
これ外してくださいって言ってください。
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by mido-remix | 2008-06-19 20:28 | いろいろ | Comments(3)