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カテゴリ:いろいろ( 69 )


2012年 06月 12日

宿題の答え

学生の時は、「テストが全然できなかった。」と思う時の方が、
案外いい結果が出たりするものでした。

それは、自分が「できなかった」ということが理解「できている」からで、
自分のできない部分を客観的にわかっていたということだと思う。

自分の持ち味とはなんだろう。
この数週間はそんなことを考えることがたくさんあったのでした。

明日からアメリカ村スタンダードブックストアで、
「食べようび」という雑誌のコラボ企画がスタートします。

料理を始めた時にはなにかとお世話になったオレンジページ。
その子供世代の雑誌が月刊誌化されます。
簡単で、でもひと味違った料理がたくさん載っています。

食べようびっぽいロカメニュー。
レシピ付き限定販売です。
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お近くでお昼を食べようかな。という方は是非。
よろしくお願いします。
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by mido-remix | 2012-06-12 23:45 | いろいろ | Comments(2)
2012年 05月 31日

遺品

ひと月前くらいから朝食をフレッシュジュースだけにすることにしている。

以前は昼食、夕食と遅めの時間になることが多いので、
朝はあまりお腹が空いてないにもかかわらず、力をつけるためにたくさん食べていた。
だから、ジュース一杯で昼食まで持つのかとても心配だったけれど、
慣れてきたら、なんだか調子がいい。
最初は軽いダイエット感覚のつもりだったのに、最近はいい感じだから続けている。
こんな仕事をしているくせに胃腸が弱いので、
一食分の負担が軽くなったことが大きく影響しているのかもしれない。

スタッフのMちゃんもやってるので、
きゅうりとキウイとパセリの組み合わせいけますよ。とか、
野菜+ヨーグルトが結構いける。とか、
アイデア交換するのも楽しくなってきた。

久しぶりに祖母の家に行くと、最近ジュース作ってるって聞いたよ。と、
まだ真新しいジューサを出してきてくれた。
凝り性だった祖父が最期に凝っていたのがフレッシュジュースだった。
説明書が欲しくて箱を探していると、より美味しく飲みやすいジュースを求めて、
祖父が買い捨てたジューサーが3台も出てきた。
祖父らしい。と苦笑する。

明日からはこの4台目のジューサーでグレードアップしたジュースが飲める。
少々難があっても私は簡単には買い換えたりしませんよ。
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by mido-remix | 2012-05-31 23:03 | いろいろ | Comments(2)
2012年 05月 20日

休日

今日は久しぶりに遠出しました。
mさんから聞いてずっと行ってみたかった料理屋さんへ。

朝から大阪を出て、お酒好きな2人で酒蔵をまわり、
途中で見かけた屋形船に飛び乗り、水門見学をしてから、
さらに電車を乗り継いで静かな住宅街の
そのまた奥の森のそばにあるそのお店で
お昼からちょっと贅沢な食事とお酒を楽しみました。

こうやって改めて書くと、結構あちこち行ってますね。
最後はコーヒーやさんにも行きましたし。

お店をしているとなかなかいろんな所に食事に行けないのですが、
やっぱり勉強のためにも、できるだけ行かないといけないなと思います。
今日も本当に勉強になりました。
素敵なところでした。
あまりよそのお店のことを書くのは好きではないので、
どこのお店か知りたい方は、直接聞いてください。

水門のそばに公園があって、そこでおじさんが気持ち良さそうに寝ていました。

いろんな休日がありますね。
一日中、私もこんなところで寝たいです。
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by mido-remix | 2012-05-20 23:08 | いろいろ | Comments(0)
2012年 03月 28日

新学期

死ぬまでに一度ハワイに行きたかったなあ。
一年半前、何気なく呟いた祖母の言葉がずっとひっかかっていた。
震災や近しい人の死が続いたこともあり、まだ動けるうちに
と思いきって娘と母と一緒に四世代で行くことにした。

半身が不自由で片目の見えない祖母は出発の朝まで迷っていたが、
周りの方たちの協力で、なんとか飛び立つことができた。

暖かく、人々も親切なハワイで、
クラクションをならされることも、急かされることもなく、
祖母は、足が軽い。と車椅子を降りて歩き、
何年かぶりに朝までぐっすり寝た。

美しい海や山を見て、太陽の光をたくさん浴びて、
来年は夏に来て、野生の月下美人が咲き乱れるところを見たいと言った。
恵まれた自然と環境の中で、
ハワイの人々は満ち足りているから、人に優しくできるのだと、
ドライバーが何度も言っていたのが心に残った。

学校というものに行かなくなって何年もたつのに、
いつもなにかの節目は不思議とこの時期に訪れる。
私の方が連れて来てもらった気がする。
たくさんのパワーをもらって、またお店を頑張ろうと思う。

留守の間を頑張ってくれたスタッフのみんな、
本当にありがとう。
それからおばあちゃん、ありがとう。


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by mido-remix | 2012-03-28 08:04 | いろいろ | Comments(0)
2012年 02月 07日

数式と星

料理を作る人以外に何になりたかったかと聞かれたら、
数学者か天文学者だと答えると思う。
残念ながらそんな頭脳はなかったけど。

料理は多分数学に似ている。
足し算とか、引き算とか、基本になる数の概念があって、
学校(や職場)で方程式とか、よく使われる単純な公式なんかを覚えて、
あとはどんどん、それを使って数式を生み出していく。
求める答えに向かって、試行錯誤を繰り返していく。
そういうプロセスが、好きみたいだから。

子供の頃は、宇宙の不思議とかそういう類いの本が大好きだった。
昔は、金星や太陽が、自分と同じくらいの大きさだった。
でも今は、ずっとずっと遠い。
岡崎京子の大好きな漫画に、自分がこうしている間にも宇宙は膨張していると思ったら
なんだか焦らない?という感じのくだりがあったけど、
そこまでわたしはアグレッシブではないので、
でも産まれる星と同じくらいの大きさの自分ではいたいなと思います。
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by mido-remix | 2012-02-07 00:14 | いろいろ | Comments(7)
2012年 01月 22日

くいしんぼうの血

最後の晩餐は毛蟹だった。

タオルは10枚500円でも、食べ物にはお金を惜しまない。
今年のお正月の数の子は
干したものじゃないと歯応えが頼りないと言い張り、
母をあちこち探しに行かせた。
メロンもスーパーのはだめ。いつも5000円以上の高級品。

カルピスの次はサイダー。
真冬でも80過ぎてもボトルのまま一気飲み。
はまってしまうと、数ヵ月はそればかり。
2時間契約のヘルパーさんに毎回30分かけて焼き鳥を買いに行かせたり。
一時ずらりと並んでいたリンゴジャムの瓶が次の時にはなかったり。

まだまだわたしは食い意地では敵わない。
食べてみたくても財布が気になるし、
嫌になるほどひとつのものを食べたりするような余裕はない。

だけど。
わたしは素直にまたみんなでご飯を食べたいねと言える。
一番おいしいものを知っている。
もういちどあの料理屋さんで、ううん、家の座敷でいいから、
みんなでご飯を食べたかったね。
ふぐや蟹がなくてもいい。スーパーのお惣菜でも構わない。

最後に何度も、また料亭でパーッとやろう。
と言っていたワンマンな祖父は、
本当は一番おいしいものを知っていた。
どんなにお金を出しても決して手に入らない、おいしいもの。

わたしはたくさん、大切な人と、大好きな人と、
世界一おいしいものを食べるよ。
もう一緒に食べられなく、なる前に。
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by mido-remix | 2012-01-22 23:31 | いろいろ | Comments(3)
2011年 10月 31日

私が楽しければ、みんなが楽しい

最近仕事が落ち着いてきて、
自分の中でいろんなことがテンポよくやれているからか、
このところ特に、お店で働くことが楽しい。

この2年間、本を始め、いろんなことをやらせていただいて、
店を制限して外でもっと勉強しなければ、と思ったことも正直あったけれど、
料理をただ作ることよりも、作った料理をお客さまに食べていただくことが
私の一番やりたいことだと気づいたら、今自分がやるべきことが見えてきた。

いろんな思い込みや、ずっとやって来たやり方をいい意味でぶち壊したくなった。
ここしばらくの疲れから、やっと回復したのかもしれない。
お客さまと接すること、スタッフとの声の掛け合い、なにより料理。
ひとつひとつ今、これがベストなのか考えてみる。

たとえば。
お客さまに注文をうかがうタイミングを変えてみたり、
昼間は無理だと思い込んでいた調理方法を試してみたり、
普段からやってきたつもりだったけれど、
もっともっとやれることがたくさんあるのだ。

本にも載せた鶏肉巻きの皮が、焼いてしばらくたつと固くなってしまうので、
ラップをしたり、タレを塗ったり、試行錯誤していたのだけど、
皮を中に巻き込んでみたら皮を残すお客さまが激減した。
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本を買ってくださった方、一度試してみてください。
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by mido-remix | 2011-10-31 20:19 | いろいろ | Comments(4)
2011年 07月 30日

パンとリンゴジャム

祖父は食べるのが好きで、いわゆるちょっとしたグルメだったらしい。
田舎から出てきて一人で鉄工所を起こし、一時は従業員もかなりいたみたいだ。
母の子供の頃の思い出の中には、お手伝いさんが出てくるし、
定食屋に連れていってもらった記憶はないが、
芸者さんのいる料亭には何度か連れられて行ったという。

私が物心ついた頃には「祖父の家=ご馳走」という図式が頭の中に出来上がっていた。
お寿司はいつも特上で車海老は美しい虹色の尻尾をしていた。
初めてフグを食べたのもウニを食べたのも祖父の家だ。
魚の味はここで覚えたのかもしれない。
洋食屋さんが持ってくるコールドビーフ!白くて滑らかなポタージュ。
あの当時はあんなに洒落た味、他で食べた覚えがない。

去年の誕生日にはデパートの三段重を
「美味しくない。今度はパーっと料亭に行こう」と言ってた祖父も、
今年の米寿の祝いには2、3口のケーキしか食べられなかった。
ヘルパーさんの料理は口に合わない。とちっとも口にしようとしない。

でもこないだ夕方遊びに行ったら、
今から夕食だと、スーパーの丸パンをトースターで焦げ目がつくまで焼いて、
アオハタのリンゴジャムをつけて食べていた。
静かな台所に祖父の入れ歯のコチコチ言う音が響き、
ジャムをたっぷり塗ったパンが、小さく小さくなった体の中に消えていく。

お前も何か食べろとしきりにバナナをすすめる。
牛乳を飲み干して、軍歌を大声で歌いながら、
緑も従業員と労働組合には気を付けろとギロリとした目を向けて言った。

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by mido-remix | 2011-07-30 19:50 | いろいろ | Comments(3)
2011年 05月 26日

山椒のかおり

月に1、2度、バスで20分ほどの距離に住んでいる祖父母の家に遊びにいく。

もう高齢で体も不自由だけど、まだ二人で暮らしているので、
時間ができるとふらりと顔を見せに行く。

子供の頃は威厳たっぷりだった祖父も、私より随分小さくなり、
社交的で買い物好きだった祖母も、家の中で片足を引きずって家事をする。

妹からお裾分けしてもらった山椒の実がたくさん届いたので、
あとでのんびり下処理しようと持っていた袋を祖母が見つけて、
手伝ってくれるという。

コーヒーとお菓子を食べたあと、布団に潜り込んだ祖父の軽いいびきを聞きながら、
祖母と二人で枝から実を外す。

世間話や、祖父の愚痴、親戚のうわさ話をしながら笑っていた祖母が、
ぽつりと、
「あんな、極楽も地獄も、みんなこの世にあるんやで。最近そう思うんや。」
と言った。
「そうか。死んでからのことは誰にも分からんもんな。」
私が言うと、こっちを見てケラケラ笑った。

指についた山椒の香りがいい匂いだと言って、また笑った。

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by mido-remix | 2011-05-26 20:48 | いろいろ | Comments(2)
2011年 04月 17日

ちいさな、おおきな、ごちそうさま

あんまりにも気持ちいい天気なので、
ソファーをベランダに引っ張りだして昼寝していたら、くしゃみして目が覚めた。
やっぱり日が落ちてくると少しひんやりする。

気温の振れ幅と同じように、最近はお店のお客さまも
たくさん来てくださる日とそうでない日の幅が大きく、
毎日仕込みや、朝の準備に頭を悩ませる。

どうしようか迷っているうちにバタバタしていたら、
遠方から、本当に素敵なご家族がおみやげを持って訪ねて来てくださった。
準備も整わず、焦る中、
「おいしいねえ。」「おやつ楽しみだねえ。」
と聞こえてくるおかっぱの小さな女の子の声が、
嬉しかった。

帰る時は大きな声で、
「ごちそうさまでしたー」とあいさつしてくれた彼女。

こうやってわざわざ来てくださった方に、万全の準備もできず、
余裕のない私たちに
こちらこそ、ありがとう。
ほんとうにありがとうね。

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by mido-remix | 2011-04-17 23:25 | いろいろ | Comments(0)