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2017年 12月 08日 ( 1 )


2017年 12月 08日

甘さのDNA

私が生まれる前に亡くなった母の祖母は、甘酒が大好物だったらしい。
冬になると、こたつに入れてよく作っていたようで、混ぜては味見を繰り返し、
出来上がる頃にはもう半分くらいになってしまっていたと母が笑いながら話していた。

その孫である母も、当時のような甘酒を時折飲みたくなるらしく、石切神社の参道で買ってきた麹で、作ってくれと何度か頼まれたことがある。
けれど私には甘すぎて、あまり食べられずに余らせるので、そのうち同じ店で出来合いのものを買ってきたりしていた。

先日、知人の家で作る機会があって、久しぶりに家で発酵させていたのだけど、
やはり出来上がったものは甘すぎて、そのまま飲むというより、料理に使ったりしていた。
一週間ほど経って、鍋だれに使おうとフタを開けると、ブクブクと発酵していい匂いがする。
スプーンですくって一口食べてみると、酸味が出て、甘さがまろやかになり、香りが鼻に抜けた。
美味しい!
火入れされて発酵が止められている市販品は99%酵素が死滅しているらしい。
それとは違って、生きている自家製の甘酒は、当然発酵が進むので、
甘くなった後もどんどん風味が変化していく。
自分の好きな味のタイミングで飲めるのが、自分で作るいいところだなと思った。
私は少し発酵が進んで、ちょっと甘酸っぱくなったのが好きみたいだ。
でも、味見で半分食べてしまう一度も会ったことのない曾祖母は、きっととびきり甘いのが好きだっただろう。



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by mido-remix | 2017-12-08 12:29 | いろいろ | Comments(0)