家の近所にお気に入りのパン屋さんがあって
週のうちの半分は、そこの食パンがうちの朝食になる。
家族それぞれ、焼き加減に好みがあるので
自分でいい色になるまでトースターで育てる。
トーストしてバターだけの時もあるし、
ジャムやはちみつ、チョコレートやナッツのペーストを塗ることもあるけど
朝からしっかり食べたい時や、夕方小腹が空いた時には
パンにいろいろ乗せて焼く。
最近はバターを塗って、砂糖とひとつまみの塩を混ぜたきな粉を
トーストに塗るのにはまった。
その前はバナナをまるごと1本乗せて、砂糖とシナモンを振って焼いて
バターを落としてバナナをつぶして、パンでくるりと包んで食べていた。
甘くないのならベーコンやトマトを乗せて焼いたり
残り物のきんぴらやひじきを乗せてチーズを振って焼いたり
厚揚げと味噌を乗せたり。
薄切りきゅうりとマヨネーズだけというのも大好き。
まあなんでもありなのだ。
要は、朝、時間がないから、パンひとつで全て終わるようにという
ご飯で言ったら、丼の感覚。
高校生の頃、私が、おやつに
パンに穴を掘って、マヨネーズで囲いを作って
卵を割り落として焼いて食べていたことを
近所のおばさんが「やっぱり料理の素養があったのね。」
と言っていたと母が笑いながら言った。
同じ食べ方を小学生の息子がずっとしている。
彼の将来が楽しみだ。