昨日、雑誌の企画でお漬け物を山のように食べました。
その数80種類くらい。
スーパーのパック入りのものから有名店のものまで。
キムチにザーサイ、ぬか漬けにからし漬け。
後でのどが乾いて仕方なかった。
でも、こんなにたくさんのお漬け物を食べる機会ってなかなかないので
楽しかった。
それより何より後で参加者の方が持って来られたお漬け物が
めちゃくちゃおいしかった!
化学調味料たっぷりのものをさんざん食べたあとだったので
しみじみ人の手間と時間が育ててくれた本物の味を感じてしまった。
お店で出してるような浅漬けを除いて、お漬け物ってほとんど発酵食品だ。
漬けてから刻々と味が変化していく。
実はわたしは発酵モノが大好きなのです。
昔、パンの酵母づくりにハマったとき、
シュワシュワブクブクいう液体に確かに生き物の気配を感じて
ああこの生き物がただの小麦粉と水をパンに育ててくれるんだな。
って思った。
今はせっせと3回目のぬか床を育てている。
(失敗をくりかえしつつ…)
ただのぬかにどんどん風味が出てきて
混ぜた後きっちりならしても次の日にはふかふかしている。
おもしろい。
ただ生き物なのでやっぱり世話してやらないと死んでしまう。
こどもの頃から、金魚の世話もアサガオの世話もろくにできなかったわたしが
見えない生物を一生懸命育てている。
食欲ってすごい。