マスターとは、うちのお店の近くにある川佐という割烹のご主人です。
ある日いつものように仕込みをしていると
一番厨房が見渡せる席に座ってコーヒーを飲んでいたお客さんに
「あなたはほんとに料理が好きなんだね。」
と声をかけられました。
「後ろ姿を見てたらわかるよ。」
以来お世話になりっぱなしです。
厨房に使いやすく棚をつけてもらったり
料理していてわからないことを教えてもらったり
安くて使いやすい魚を一緒に仕入れてもらったり。
ベテランで市場にも顔のきくマスターが持ってきてくれる魚は
いつもすごく安くてピンとしている。
仕込みをしながら、わたしの背筋もピンとする。
いいお魚に見合ったように作らないと。と思う。
そしてマスターの作るお料理はすごくおいしい!
お刺身はこりこりしているし
天ぷらはサクサクカリカリ。
しかもすごく軽い。
衣になにか入れてるんですか?
ってきいたら
ウデだよ。ってあっさり言われた。
いつもほんとうにありがとうございます。
ロカの叔父さんみたいな人です。