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バタバタしているうちに、気がついたら10年目を迎えていました。
信じられない! こんなに長く続けられるなんて、私を含め、誰が考えていただろうか。 ちょうど、9周年の頃、お客さんに教えていただいた、 尊敬する辰巳芳子さんが出演されていたラジオ番組で、 心に残る言葉がありました。 料理は愛情ではありません。 お弟子さんにも、失敗したからといって、 愛情が足りないからだなどと言ったことは一度もない。 甘っちょろい言い訳無用の、厳しく、真摯な言葉。 その通りだと思う。 まだまだやらなくてはいけないことは、山のようにある。 来月、9周年はちょっと過ぎましたが、 23日にちょこっとイベントをします。 フランス風、に引っ掛けて、 普段のロカの料理とちょっと違った洋風ロカ+ いつもロカを支えてくださっている方々とお客さんが直接、 ふれあっていただける機会になればとも思います。 いつもロカで使っている野菜や、 お惣菜の販売も。(ロカ風フレンチ惣菜??) もちろん、店内でも食べていただけます。 食器や本、お花の販売も。 ![]() 今年で9年目のロカ、いつも変わらずロカに来てくださる皆様に感謝の気持ちを込めて、パーティ気分で特別なロカを一日だけオープンします。ロカがフランスにふらっと寄り道したら…というそんな一日。ワインに合う小皿料理や手作りパン、この日だけのお菓子をカウンターに並べて、ほんの少しのサプライズとお茶目を用意しています。お気軽にゆったりまったりしに来てください。 take outもできます。 *日時 6月23日(土曜日)12時頃から夜9時頃まで *小さいマーケット ense(野菜) スポタネ(お花) 河童堂(活版印刷) ロカのお菓子、デリ、食器 etc. standard book store(本) などなど *気まぐれ演奏 ロカ楽団 ネコスキ(from リュクサンブール公園) *協力 七三商会フランス語部 garak graphic
今日は久しぶりに遠出しました。
mさんから聞いてずっと行ってみたかった料理屋さんへ。 朝から大阪を出て、お酒好きな2人で酒蔵をまわり、 途中で見かけた屋形船に飛び乗り、水門見学をしてから、 さらに電車を乗り継いで静かな住宅街の そのまた奥の森のそばにあるそのお店で お昼からちょっと贅沢な食事とお酒を楽しみました。 こうやって改めて書くと、結構あちこち行ってますね。 最後はコーヒーやさんにも行きましたし。 お店をしているとなかなかいろんな所に食事に行けないのですが、 やっぱり勉強のためにも、できるだけ行かないといけないなと思います。 今日も本当に勉強になりました。 素敵なところでした。 あまりよそのお店のことを書くのは好きではないので、 どこのお店か知りたい方は、直接聞いてください。 水門のそばに公園があって、そこでおじさんが気持ち良さそうに寝ていました。 いろんな休日がありますね。 一日中、私もこんなところで寝たいです。 ![]()
5月初めまで、個人的なことでいろいろ忙しく、
やっと落ち着いたゴールデンウィークに、以前からやりたかった お店のキッチンの模様替えをすることにした。 開店以来ずっとお世話になってきた布のおしぼりをやめることにしたので、 すっぽりできた空きスペースをどう有効活用するかと スタッフ4人で知恵を出し合っていた。 棚をつけ、収納引き出しを入れ、作業スペースを増やす。 そうすることで今まで出てこなかったアイディアがみんなからどんどん出てきた。 「これはここにあるもの」とさえ普段思わないくらい、当たり前にそこにあったものを 別の場所に移動させてみる。 なぜ気づかなかったのかというくらい、動きやすい空間が生まれて、 さらにアイディアが出る。 自分じゃない人になって物事を見てみることは、とても重要だと思う。 それはやっぱりその中にどっぷりと浸かっていては、なかなかできないことなので やっぱり仕事から片足を出すような休みは、絶対必要なのだ。 ![]() ![]()
スタッフのKさんは旅に出ると
食事は適当にしてでもいろんなところを見たいらしく、 そのことが自分にはびっくりした。 旅行では食を重視する人とそうでない人に分かれるようだけど、 私は当然前者で、 どこに行こうか以前に なにがどれだけ食べられるのかばかり考えてしまう。 台湾に行った時には家族4人で一日に平均20種類も食べていた。 行きたいと思う場所も市場やスーパーは外せないけど、 時間がなくて名所に行けなくても 路地裏をうろついて夕飯のにおいを嗅ぐだけで満足してしまう。 必ず買ってくるのはやっぱり料理本で、 先週のハワイではいろんな店のレシピが載っているきれいな写真の本を買った。 いろんな国の料理の料理が混じっていて、 作ってみたいものがたくさんあっておもしろい。 日本の食材や調理法もあちこちに見かける。 赤みそと白みそがちゃんと使い分けられてたり、 nitukeという料理名がおかしい。 なんだか今ふりかけも流行っているみたいですよ。 あんまりにもハワイが素敵だったのでロカからロコに改名しようかと、 そんなことばかり最近は考えている。 ![]()
死ぬまでに一度ハワイに行きたかったなあ。
一年半前、何気なく呟いた祖母の言葉がずっとひっかかっていた。 震災や近しい人の死が続いたこともあり、まだ動けるうちに と思いきって娘と母と一緒に四世代で行くことにした。 半身が不自由で片目の見えない祖母は出発の朝まで迷っていたが、 周りの方たちの協力で、なんとか飛び立つことができた。 暖かく、人々も親切なハワイで、 クラクションをならされることも、急かされることもなく、 祖母は、足が軽い。と車椅子を降りて歩き、 何年かぶりに朝までぐっすり寝た。 美しい海や山を見て、太陽の光をたくさん浴びて、 来年は夏に来て、野生の月下美人が咲き乱れるところを見たいと言った。 恵まれた自然と環境の中で、 ハワイの人々は満ち足りているから、人に優しくできるのだと、 ドライバーが何度も言っていたのが心に残った。 学校というものに行かなくなって何年もたつのに、 いつもなにかの節目は不思議とこの時期に訪れる。 私の方が連れて来てもらった気がする。 たくさんのパワーをもらって、またお店を頑張ろうと思う。 留守の間を頑張ってくれたスタッフのみんな、 本当にありがとう。 それからおばあちゃん、ありがとう。 ![]()
料理を作る人以外に何になりたかったかと聞かれたら、
数学者か天文学者だと答えると思う。 残念ながらそんな頭脳はなかったけど。 料理は多分数学に似ている。 足し算とか、引き算とか、基本になる数の概念があって、 学校(や職場)で方程式とか、よく使われる単純な公式なんかを覚えて、 あとはどんどん、それを使って数式を生み出していく。 求める答えに向かって、試行錯誤を繰り返していく。 そういうプロセスが、好きみたいだから。 子供の頃は、宇宙の不思議とかそういう類いの本が大好きだった。 昔は、金星や太陽が、自分と同じくらいの大きさだった。 でも今は、ずっとずっと遠い。 岡崎京子の大好きな漫画に、自分がこうしている間にも宇宙は膨張していると思ったら なんだか焦らない?という感じのくだりがあったけど、 そこまでわたしはアグレッシブではないので、 でも産まれる星と同じくらいの大きさの自分ではいたいなと思います。
やっと日曜日。
先週末の日本酒イベントには、たくさんの方が来ていただき、 本当にありがとうございました。 私自身、お酒、特に日本酒は大好きなので、 メニューを考えるのも、作るのも、もちろん飲むのも、 とても楽しかったし、勉強になりました。 お話をくださったプレジデント社の方々、 美味しい日本酒を用意してくださった山中酒店さん、うさぎのきくちゃんに感謝です。 そして28日の土曜から、恵文社一乗寺店で、保存瓶WECKの企画展で 田舎風パテを二種類出品させていただいています。 これがまた慣れないことをしたので、みごとに失敗したりして、 ちょっと大変でしたが、これもまたとても勉強になりました。 京都に行かれることがあれば、ぜひ覗いてみてください。 今週、取材を受ける機会があり、 本を出してからいろんな仕事をさせてもらうことが増えただろうけど、 今後、どんなことをしてみたいかと聞かれました。 でも、何がしたいかとか、全然思い浮かばない。 お話をいただいたら、ありがたいし、勉強になるので、できる限り頑張ります。 でもやっぱり、 ただ、ちゃんとお店がやれるようになりたいです。 コツコツ、いいお店にしていければいいなと思います。
最後の晩餐は毛蟹だった。
タオルは10枚500円でも、食べ物にはお金を惜しまない。 今年のお正月の数の子は 干したものじゃないと歯応えが頼りないと言い張り、 母をあちこち探しに行かせた。 メロンもスーパーのはだめ。いつも5000円以上の高級品。 カルピスの次はサイダー。 真冬でも80過ぎてもボトルのまま一気飲み。 はまってしまうと、数ヵ月はそればかり。 2時間契約のヘルパーさんに毎回30分かけて焼き鳥を買いに行かせたり。 一時ずらりと並んでいたリンゴジャムの瓶が次の時にはなかったり。 まだまだわたしは食い意地では敵わない。 食べてみたくても財布が気になるし、 嫌になるほどひとつのものを食べたりするような余裕はない。 だけど。 わたしは素直にまたみんなでご飯を食べたいねと言える。 一番おいしいものを知っている。 もういちどあの料理屋さんで、ううん、家の座敷でいいから、 みんなでご飯を食べたかったね。 ふぐや蟹がなくてもいい。スーパーのお惣菜でも構わない。 最後に何度も、また料亭でパーッとやろう。 と言っていたワンマンな祖父は、 本当は一番おいしいものを知っていた。 どんなにお金を出しても決して手に入らない、おいしいもの。 わたしはたくさん、大切な人と、大好きな人と、 世界一おいしいものを食べるよ。 もう一緒に食べられなく、なる前に。
金曜日から今年の営業が始まりました。
久しぶりにまた、たくさんの、いつものお客さまが来てくださって、嬉しかったです。 休み明けに来てくださった、このところよく来てくださる方がたが、 ここ、本当に気に入ってるのよ。とおっしゃってくださって、 お正月早々、お年玉をいただいた気持ちになった。 この気持ちを持って今年一年、頑張りたいと思います。 さて、以前少し書いた、熱燗のイベントですが、 詳細がいつの間にか決まっていたようなのでお知らせします。 個人的に日本酒はとても好きなので、 何を作ろうかワクワクします。 ご興味ある方はぜひ。
今年(去年?)は、初めてのおせち作りにチャレンジしようと決めて、
30日のお昼から近所の大きな商店街に買い出しに出かけた。 通りには人があふれんばかりで、私が着いた2時前にはもう 売り切れて店じまいをする八百屋さんや、 数の子はもうないんよー。とお客さんに謝る魚屋さん。 急激に年の瀬なんだなあ。と実感する。 毎年お手伝いばかりだったので、ちゃんと自分で作ったことがなく、 煮しめってなにいれるんだったかな。と本をめくる始末。 それでもメモ書き以上の買い物をして、やる気満々で帰宅する。 大晦日、寝坊して結局は昼から、もたもた作り始めた私を、 祖母が手伝いにやってきた。 体が不自由だから私なんて役に立たん。座っとくわ。と言いながらも、 これにはこういう意味がある。 ここにはもうちょっとこれをいれて。 とか案外うるさい。 これは絶対やりたい!と言った娘の裏ごししたきんとんに、母の田作り。 おばあちゃんのつやつやした黒豆を入れて、 紅白が始まる頃にはおせちが完成。 4世代でこうやって来年も作れるといいなと思う。 昨日は、毎日のおせち攻撃に飽きた家族のために お煮しめや海老の残りを入れてキッシュを焼いた。 そのまま寝てしまい、朝起きたら残骸になっていた。 結構いけたようだ。 ![]() ![]()
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